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BOILERMAN

ボイラーマン

作·演出:赤堀雅秋

2024年3月7日(木)- 3月20日(水・祝)| 本多劇場

出演:田中哲司、安達祐実、でんでん、村岡希美、水澤紳吾、樋口日奈、薬丸翔、井上向日葵、赤堀雅秋

MOVIE

赤堀雅秋プロデュース

ボイラーマン|BOILERMAN

作·演出赤堀雅秋

CAST

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田中哲司 画像

田中哲司 - COMMENT -

 数年に一度の赤堀君との芝居づくり。大森君が欠席の今回は少々寂しいけれど、同時に僕だけが出演し続けられている光栄さと嬉しさは特別なものだと感じています。
 タイトルの『ボイラーマン』。どんな職業なのか、思わず検索してしまいました(笑)。結果、水蒸気を噴出するようなボイラーの激しい様子と、それを管理する人のうら寂しい佇まいという真逆のイメージが浮かびました。今回はどんな台詞を吐き、どんな「人間」を演じさせてくれるのか。最強の客演・安達祐実さんを筆頭に仲間と共に今回もたっぷりと赤堀ワールドに浸りたいと思っています。

安達祐実 画像

安達祐実 - COMMENT -

 演劇経験がまだ少ない私にとって、舞台に立つことには修行のような意味合いがあります。その意味でも、人間の心の深いところを暗部も含めて描き、作品へと昇華させる赤堀雅秋さんの舞台に参加させていただくことは、特別な修行になりそうな予感がしています。
 強い存在感を放つ先輩方に加え、私と同様に初めて赤堀さんの作品に挑む若い方々もいらっしゃる座組は心強い限り。そのうえ赤堀さんは劇作・演出に加えて共演者でもあるんですよね。未知のことが多過ぎて、今は稽古の様子も本番も想像するのは難しいです。だからこそ全てを委ね、作品の一員になれるよう思い切りよく赤堀ワールドへ飛び込んでいきたいと思っています。

でんでん 画像

でんでん - COMMENT -

 他人には見せない心の奥底にある醜悪な部分。自分の内面を抑えかねて歪む表情とひりつく心。そんな人間のどうしようもなさを描き続ける、赤堀雅秋君の作品を演じることは、役者である自分の業の部分を堪らなく刺激される体験です。タイトルしかない今から、舞台で生きる時間が楽しみでなりません。ま、好きにやらせてもらえればと(笑)。
 『ボイラーマン』と聞いて、敵と敵、悪と悪とを焚きつけて戦わせ、イイところで両方を潰す男のイメージが湧きました。地位の高い連中ほど偽善と欺瞞にどっぷりで、腹立たしいことばかりの昨今。自分も、そんなヒーローが居ればいいなと思う一人です。でも赤堀君が書くんだから、ただの正義漢ではないですね、きっと(笑)。

村岡希美 画像

村岡希美 - COMMENT -

 舞台に呼んでいただくのは『鳥の名前』以来ですが、その間も赤堀雅秋さんのシリーズは拝見しており、赤堀ワールドが深く広く広がっていくようで嬉しく思っていました。
 タイトルを聞いて思い浮かんだのはヒーロー物のイメージ。昔テレビ放送していた『アメリカンヒーロー・スーパーフライト』という海外ドラマがあり、宇宙人から特殊スーツをもらったのに取説をなくし(笑)、主人公がドジを踏みつつも必死で闘ってどうにかこうにか困っているヒトを救う物語が大好きで。あのダメさと愛おしさは赤堀作品にも通じるもの。正統派ヒーローは登場しないと思いますが、今回も赤堀ワールドを生きる、人間というどうしようもない生き物に目一杯愛情を注ぎつつ、その物語の世界を生きられるのが待ち遠しいです。

水澤紳吾 画像

水澤紳吾 - COMMENT -

 2017年の『鳥の名前』以降も舞台へ声をかけてくださり、申し訳ありません。 近年、本当に赤堀さんの作品しか出演していないので、演劇の師匠です。 赤堀作品への出演は周りの俳優仲間からも「いいよなぁ」と重圧をかけられます。 毎回緊張しっぱなしですが、‘‘真剣に真摯に,,と、当たり前なのですが食らいついていくしかありません。
 タイトルを聞いて浮かんだのは、建築現場で時折見かけるボイラー技士さんの姿。赤堀さんの脚本ではどうなるのでしょうか。 新作のイメージメモの中に「ヒーロー」という言葉がありましたが、ヒーロー然としていなくても、誰かのために自分の仕事を命懸けでするような人が、今の混沌とした世の中には必要だと思います。

樋口日奈 画像

樋口日奈 - COMMENT -

 『ケダモノ』を通して出会った赤堀雅秋さんの作品世界。そこには私がこれまで経験したことのない、でもそれこそが真実なのではないかと思えてしまうほどの、リアルな言葉と人間の姿が溢れていて衝撃を受けました。仕事をする中で、苦労すればするほど自分の殻を破る機会になると私は思っているのですが、赤堀さんの創作に参加することで、今まで以上に特別な殻を破る体験をさせていただけそうな予感がしています。
 実際にお会いした赤堀さんから感じたのは、〝全てを見透かされている〟ような怖さと、「だからこそ自分でも気づかない自分を引き出していただけるのではないか」という大きな期待。そして素晴らしい先輩方の多い座組ですから、全てを吸収するスポンジのような状態で稽古と本番を過ごし、是非とも成長しなければ!と思っています。

薬丸翔 画像

薬丸翔 - COMMENT -

 僕にとって赤堀雅秋さんの作品への入口は、映画『その夜の侍』と舞台『葛城事件』。どちらも「これでもか!」というほど人間に深く切り込み、荒々しくも真実を語る言葉に満ちていて衝撃を受けました。
 以来、憧れ続けていた赤堀作品にお声がけいただいた今回。嬉しさと同時に、劇作・演出に加えて俳優としても超絶上手い赤堀さんや錚々たる先輩方と、舞台上で向き合うことを考えると正直怖さも感じています。芝居で同じことをしても、敵うことは絶対にないとわかっている。では自分にできることは何か、何が武器になるのかを妄想たくましくヒリヒリするくらい、日々考えているんです。今は戦場に向かう兵士の心境。あとは思い切りよく稽古場に飛び込むしかないですね。

井上向日葵 画像

井上向日葵 - COMMENT -

 2023年年頭の舞台『蜘蛛巣城』に続き、赤堀雅秋さんとご一緒させていただくのは二度目になります。でも前回は原作映画があったので、赤堀ワールドにどっぷり浸るのは初めて。どこか影のある人々が、じめっとした世界を蠢くような赤堀さんの作品世界は私にとって経験したことのないもの。少し怖くもありますが、俳優としては得難い挑戦の機会になる予感がしています。
 俳優の赤堀さんは、悪事を企みながら優しい表情を見せたり、野卑なことを言いながらふと寂しげな目になったりと、予測できない面が不意にこぼれてくる魅力的な存在。前回も、間近にすると吸い込まれるように感じる瞬間がありました。劇中でどんな関係性になるかはわかりませんが、再びの共演を心から楽しみにしています!

赤堀雅秋 画像

赤堀雅秋 - COMMENT -

 新作の最初の一歩はタイトルで、今回降ってきた言葉は『ボイラーマン』でした。実在する職業名ながら発音すると妙にバカバカしく、ヒーローの名に連なるものにも思え、今はひたすらその言葉をいじくり回しています。
 とはいえ自分が書く以上、登場人物が特殊能力を持っていたり宇宙から来たりする訳なない。市井に生きる凡庸なブルーカラーの人々。けれど感染症以降、凡庸な日常の表面は変わらず淡々と過ぎながらも、その根底がひどくもろく、足元がいつ崩れ去ってもおかしくないことに僕らは気づいてしまった。
 そんな現実に向き合うほど、作家でもある自分は大きな虚無・虚脱を感じ、益々何を書き創ればいいものか悩み苦しむことになる。ですが自分にそれしかできない以上、なるべく正直に創り続けるしかありません。
 そんなもがき続ける自分の芝居に、今回も安達祐実さんをはじめとする初めましての方から田中哲司さん、でんでんさんら僕の作品を熟知する仲間までが集まってくれました。皆さんの存在を力に変え、今ここでしか創り得ない芝居を突き詰めようと思っています。

INTRODUCTION

素性をし慎ましやかにらす主人公、の組織にわれてしまった劇のヒロイン、主公の相は実は悪の織から送りまれたスパイ、人公はヒロインの前でついにの正体をさらすことに。そのは……という語ではないことはかだ。しろボイラーマンだ。地のように何もこらない実の社会にきる地獄のように何もない庸な中年の。何もない界に生きる市の人々。それでも作の私にとって彼ら彼らはヒーローでロインだ。そう、その名は、イラーマン!!!

STORY

冬、夜が更けつつある頃。
古いマンションを挟むようにY字になった二股の道があり、左には石段、右には細い路地が続いている。
電話ボックス、自動販売機、ごみ集積所、放置自転車。
何処にでもある片隅の光景に、一人、喪服の女(安達祐実)が現れた。
続いて石段の上からは中年男(田中哲司)
互いをやり過ごした後、残った男は煙草に火をつけ、それをマンションの住人である中年女(村岡希美)が見咎め、糾弾する。
体調の悪そうな警官(赤堀雅秋)が現れ、中年女とのやりとりから、この町で連続放火事件が起きていることがわかる。
さらには奇矯な言動の老人(でんでん)と、彼を庇護する様子の小柄な女(井上向日葵)、喪服の女のつれの男(水澤紳吾)、マンションに住むキャバクラ勤めの若い女(樋口日奈)と彼女を追い回している様子の若くもない男(薬丸翔)という手近な関係以上には繋がるはずのない9人が、その夜、偶然Y字路の周辺で行き会った。
そこに行かねばならない、居なければならない理由はきっと誰にもなかったのに。
消防車のサイレンが聞こえてくる。
夜空が明るくなるほどの火の手が上がり、町を赤く照らし出す。
中年男は甲州街道を見出せるのか。
彷徨う9人は夜の涯てを越え、朝に辿り着けるだろうか。

VOICE

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TOKYO

  • 2024年37 - 20

  • 本多劇場

    世田谷区北沢2-10-15 icon-map
  • 3月 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
    13:00      
    18:00          
    • 3月13日(水)収録用カメラ入ります。
    • 開場は開演の30分前。
    • 未就学児童のご入場はお断り致します。

    公演についてのお知らせ及びお客様へのお願い (*3/10更新) pdf

    ⦅内容⦆
    ・公演(開演時間・上演時間)について
    ・当日券について
    ・チケットに関する諸注意
    ・スタンド花・楽屋花などの祝花について
    ・その他
  • 料金
    前売・当日共
    8,500(全席指定・税込)* 各プレイガイドにてお取扱い
    U-25チケット
    3,800(税込)
    • * 一般発売からローソンチケットのみ取扱い
    • * 観劇時25歳以下対象
    • * 公演当日、開演1時間前より10分前までに(要身分証明書提示)劇場受付にてお引換
    • * 枚数限定
    • * ご購入は1公演1申込みにつき上限2枚まで
    • * お席はお選びいただけません(連番でのお席をご用意できない可能性あり)
    • * 当日券での取扱いなし
  • チケット発売日

    先行発売 2024年116(火)12時 -

    一般発売 2024年128(日)10時 -

  • チケット取扱い
    ローソンチケット
    https://l-tike.com/boilerman/
    ぴあ
    https://w.pia.jp/t/boilerman/
    イープラス
    https://eplus.jp/boilerman/
  • お問い合わせ
    公演事務局
    boilerman2024@gmail.com
    * メールでお問い合わせする際は上記のメールアドレスの@を半角に変えてお使いください。

STAFF

  • 作・演出:赤堀雅秋
  • 舞台美術:池田ともゆき
  • 照明:佐藤 啓
  • 音響:田上篤志
  • 衣裳:坂東智代
  • ヘアメイク:林 摩規子
  • 演出進行:松倉良子
  • 舞台監督:足立充章
  • 宣伝美術:榎本太郎
  • 宣伝写真:江森康之
  • 宣伝衣裳:森 保夫
  • 宣伝ヘアメイク:林 摩規子
  • 宣伝映像:原口貴光
  • WEBデザイン:斎藤 拓
  • 宣伝・パンフレット編集:大堀久美子
  • 宣伝協力:る・ひまわり
  • 協力 鈍牛倶楽部 イミリミ アルファエージェンシー アパッチ ソニー・ミュージックレーベルズ ナブラ ニコフィルム ウッディ LEARN
  • 制作協力:PRAGMAX&Entertainment
  • 制作: 佐々木康志  新居朋子  木村義幸
  • プロデューサー:西田圭吾